チュートリアル
ここでは、ロットを横断するために必要となる諸設定を、具体例を示しながら説明します。
尚、以下では iliveReaderの基本操作及び改造の基本を理解している事を前提としています。初心者の場合はこちらも併せて読んで下さい。
【製作するロット】
「開けた草地」をLotEditorで編集し、鉄道を横断させる。
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LotEditorで製作
まずは、LotEditorでロットを製作します。起動時に Grassを選択し、以下のような 2x2のロットを製作。任意の名称で SAVE AS で保存します。
プロパティを追加
iliveReaderでロットを開きます。いつものように Exemplar fileを選択して下さい。
【注意】
Exemplar fileが複数ある場合は、Buldoze Cost のある方を選択して下さい。
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右側リストビュー上で右クリックして Add property を選択するとダイアログが表示されますので、まずは以下のように入力して下さい。
Name | DataType | Values as Text |
Transit Switch Traffic Capacity | Float32 | 2000 |
【注意】
Name欄と DataType欄は、必ずリストから選択して下さい。キーボードから入力しただけでは、正しく値を設定する事は出来ません。(iliveReaderのバグ)
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入力後、画面最下部(Cancelボタンの左)の Apply をクリックするとプロパティが追加されます。
同様の手順で、以下の二つのプロパティを追加して下さい。
Name | DataType | Values as Text |
Transit Switch Entry Cost | Float32 | 0 |
Transit Switch Point | Uint8 | 0x81,0xF0,0x03,0x03, 0x82,0xF0,0x03,0x03 |
LotConfigPropertyLotObjectを追加
【注意】
以下の作業は、線路を通したいタイルの数だけ行って下さい。本件では、以下の作業を都合二回行うことになります。
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続けて、もう一つの Exemplar fileを選択します。
リストには幾つかの LotConfigPropertyLotObjectプロパティが有るはずです。そのうちの最後の LotConfigPropertyLotObjectの Name value欄の値に注目して下さい(この値は、ロットによって異なります)。
また、Value欄に13個の値が列挙されていますが、この中の12番目の値はクリップボードにコピーしましょう。
リストビュー上で右クリックして Add propertyを選択します。そして、以下のように設定し、そのままの状態で次のステップに進みます。
設定欄 | 設定値 |
Name | そのまま放置 |
Value | 0x88EDC907 | 先程注目した値(0x88EDC906)を +1する。 |
DataType | Uint32 |
いよいよ、15個の値を設定していきます。まずは、下図の赤枠部分タイルの設定です。
ここで、拙作 SC4Hexを起動し、LotConfigタブを選択して下さい。そして、タイルの位置は左から一番目かつ上から一番目、交通機関は鉄道、接続位置は東西にします。そして、連番には先程コピーした値をペーストして +1します。
出来上がった設定値をコピーします。そして、iliveReaderの Values as Text欄に貼り付け、(1)→(2)の順にクリックします。これで、このタイルの設定は終了です。
同様にして、もう一つのタイルを設定し、最後には必ず SAVE して下さい。
【注意】
以上の方法で交通機関を通したロットを製作した場合、その製作したロット同士を隣り合わせで設置する事は出来ません。SimCity4の仕様です。
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