交通利用設定
Transit Switch Point

当該交通施設をどのような手段を使って利用するかの設定です。非常に複雑な為、私も完全には理解出来ていませんが(^^;)、分かっている範囲で説明します。

例えば、旅客駅では 20の値がありますが、これらは四つで一組ですので全部で五つの設定があると考えて下さい。

0x81,0xF0,0x00,0x00, このように表記すれば
0x81,0xF0,0x01,0x00, 分かり易いでしょう。
0x81,0xF0,0x03,0x00,
0x82,0xF0,0x00,0x03,
0x82,0xF0,0x00,0x00

まず、最初の値は 0x81/0x82 です。0x81は施設に入っていく時を、0x82は施設から出てくる時を意味します。

次の値は 0xF0/0x50/0xA0 で、当該ロットの設置場所を表します。0xF0は道路の隣、0x50は道路上、0xA0は高架駅です。

三つ目の値は入力値、四つ目の値は出力値で、0x00〜0x08 までの9種類有ります。

施設の種類
0x00徒歩
0x01
0x02バス
0x03旅客鉄道
0x04貨物電車
0x05貨物車両
0x06地下鉄
0x07高架の鉄道
0x08モノレール

これらの関係は複雑なため説明が難しいのですが、まずは出来るだけ単純化して説明します。

(例1)
0x81,0xF0,0x01,0x00,
0x82,0xF0,0x00,0x03

まず、これが最も基本的な形です。どんな施設であっても、最低 8の値が必要です。当該施設に入ってくる(0x81以下)のと出ていく(0x82以下)という設定です。この例では、車(0x01)でやって来て電車(0x03)に乗って出て行くというシムの行動を表現しています。

それでは、赤太字の部分は何でしょうか。これは、車でやって来たシムを一度施設内部で徒歩(0x00)に変換しているものです。これは非常によく考えられた方法なのですが、話が複雑になってしまいますので、とりあえず 0x00 にしておいて下さい(^^;)。

次は少しだけレベルアップします。

(例2)
0x81,0xF0,0x01,0x00,
0x81,0xF0,0x03,0x00,
0x82,0xF0,0x00,0x03

2行目が加わっただけです。先の(例1)を理解していれば、この追加分は「施設へ電車(0x03)でやって来た(0x81)」というのが分かる筈です。

電車でやって来たシムはどうやって施設から出て行くのでしょうか? それは 0x82,0xF0,0x00,0x03 が表しています。「電車に乗って施設を離れる」というのが正解です。
しかし、そうすると電車で来たシムが電車に乗って出て行くという妙な事になります。そこで、施設から徒歩で出て行けるようにしましょう。

(例3)
0x81,0xF0,0x01,0x00,
0x81,0xF0,0x03,0x00,
0x82,0xF0,0x00,0x03,
0x82,0xF0,0x00,0x00

これでこの設定の意味は、「車または電車でやって来たシムは、徒歩または電車で出て行く」ということになります。

この設定のコツは、施設にやって来る場面と施設から出て行く場面を明確に区別して考え、そしてiliveReaderではなくメモ帳などに設定を書き、完成したらコピーするというものです。
例えば、その施設に徒歩(0x00)・車(0x01)・バス(0x02)でやって来るなら、以下のように三つの設定をメモ帳に書きます。

0x81,0xF0,0x00,0x00,
0x81,0xF0,0x01,0x00,
0x81,0xF0,0x02,0x00,

次に、その施設から徒歩(0x00)・バス(0x02)・電車(0x03)で出て行くようにしたいなら以下の三つの設定を継ぎ足します。

0x81,0xF0,0x00,0x00,
0x81,0xF0,0x01,0x00,
0x81,0xF0,0x02,0x00,
0x82,0xF0,0x00,0x00,
0x82,0xF0,0x00,0x02,
0x82,0xF0,0x00,0x03

最後に、改行を削除した上でコピーして、iliveReaderの Transit Switch Pointにコピーします。

以上