はじめに...
時間の経過により出現・消滅を繰り返したり、特定の日時に出現するプロップを製作することが出来ます。SC4のデフォルトでは、駐車場に設置する車のプロップや大学の卒業式に表示される学生のプロップなどがそれです。

製作方法は至って簡単です。幾つかのプロパティを追加し、任意の値を設定するだけで、これまで iliveReaderを使って改造を行っている人は何の苦も感じないでしょう。

【注意】
公式サイトの Texture Problem Fix は必ず導入して下さい。以下の説明では、導入していることを前提としています。

特定日に出現するプロップ
まずは大学の卒業式プロップのように、特定の日に特定の日数だけ出現するプロップの設定です。

  1. 設定したいプロップの *.SC4DescファイルをiliveReaderで開き、以下の四つのプロパティを追加して下さい。

    NameData TypeRep.(*1)Values as Text
    Simulator Date IntervalUint3200xNumber(16進数)
    出現・消滅を繰り返す周期。通常は 0x0000016D(365日)となります。
    Simulator Date DurationUint3200xNumber(16進数)
    何日間出現させておくかの設定。10日間なら 0x0000000A となります。
    Simulator Date StartUint820x00,0x00(16進数)
    何月何日に出現させるかの設定。0x0C,0x1F で12月31日。
    Resource Key Type 4Uint32160x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x00000000,0x27812821,0x5AD0E817, 0xFFFFFFFF,0x00030000,0x00000001, 0x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x27812821,0x5AD0E817,0xFFFFFFFF, 0x00000000

    *1 Rep.は、設定する値の数が1個だけの場合は 0 に設定してください。

  2. 続いて、Resource Key Type 1 の設定値の中の二番目の値Resource Key Type 4赤文字部分(7番目と15番目)に入力して下さい。

    例えば、Resource Key Type 1の値が 0xABCDE012,0x12345678,0x0003000 となっている場合は、二番目の値である 0x12345678赤文字部分に入力して下さい。従って、最終的には次のようになります。
    0x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x00000000,0x27812821,0x5AD0E817, 0x12345678,0x00030000,0x00000001, 0x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x27812821,0x5AD0E817,0x12345678, 0x00000000

  3. Resource Key Type 1を削除して下さい。

  4. SAVEして終了です。
特定時間に出現するプロップ
車や人のプロップのように、特定の時間帯にだけ出現するプロップの設定です。

  1. 設定したいプロップの *.SC4DescファイルをiliveReaderで開き、以下の二つのプロパティを追加して下さい。

    NameData TypeRep.Values as Text
    Prop Time of DayFloat322Start,End(10進数)
    何時から何時まで出現させるかの設定。8,20 で8時から20時まで。
    Resource Key Type 4Uint32160x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x00000000,0x27812821,0x5AD0E817, 0xFFFFFFFF,0x00030000,0x00000001, 0x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x27812821,0x5AD0E817,0xFFFFFFFF, 0x00000000

  2. 続いて、Resource Key Type 1 の設定値の中の二番目の値Resource Key Type 4赤文字部分(7番目と15番目)に入力して下さい。

    例えば、Resource Key Type 1の値が 0xABCDE012,0x12345678,0x0003000 となっている場合は、二番目の値である 0x12345678赤文字部分に入力して下さい。従って、最終的には次のようになります。
    0x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x00000000,0x27812821,0x5AD0E817, 0x12345678,0x00030000,0x00000001, 0x00000000,0x00000000,0x00000000, 0x27812821,0x5AD0E817,0x12345678, 0x00000000

  3. Resource Key Type 1を削除して下さい。

  4. SAVEして終了です。